2017/11/04(土)、午前11時開会
角玄戸出地区自治会連絡協議会会長より、
戸出開町400年記念とイベント開催に関してのお言葉を頂戴しました。
(上の画像:取材いただいた高岡ケーブルネットワークさまニュース映像より引用)
佐賀県からお越しいただいた日本一の鷹匠・石橋美里氏より
まずは江戸時代に戸出で行われていた鷹狩りの歴史についてのご講演。
お忙しい中、加賀藩における鷹狩りの歴史を勉強してきていただいたようです。
観客みんながつくった輪の中をタカが通ります。
観客2名でつくる小さな輪の中もタカが通ります。
そのほか、観客の上を通ったりなどして会場は大いに盛り上がりました。
フクロウとのふれあい&写真撮影タイムも設けられました。
こちらも大好評でした。
戸出野神社前にある北陸銀行戸出支店第二駐車場に
イベント本部テントなどを設置させていただき、
さらに戸出支店の行員有志の皆様には
ボランティアスタッフとして様々なお手伝いをいただきました。
今年、北陸銀行さまは創業140周年を迎えられ、
各地元のイベントに協力されておられるとのことです。素晴らしい。
ボランティアスタッフの皆さん、たいへん助かりました。
創業140周年誠におめでとうございます。
今後の益々のご発展を祈念申し上げます。
イベントの賑わい創出のため、
「くさなしグループ(戸出のとれたて野菜販売)」
「広又蒲鉾さん・特製すり身揚げ」
「藤本さんの利長くん焼」
にもご出店いただきました。ありがとうございました。
江戸時代、鷹狩りのために当地を訪れた加賀藩藩主。
お殿様らには立派な御膳料理。
お付きの下級武士などには、戸出の人たちが心づくしの団子を振る舞ったそうです。
そんな歴史にちなんで「~戸出開町400年記念~ 鷹狩りだんご」が
限定120セット販売され、あっという間に完売しました。
ありがとうございました。
会場に掲げた看板
のぼり旗も制作し、戸出市街地の10箇所に掲げました。
戸出開町400年記念缶バッジも制作しました。
アンケートをご回答いただいた来場者の方々へ配布しました。
今回は初めて、高岡市商工会青年部の方々とコラボレーション
青年部の方々は来場者向けに射的などの縁日コーナーを開催されました。
こちらも小さなお子様らにたいへん好評でした。
青年部の皆さんもお疲れ様でした。
(以下は、事前に作成した戸出町400年の歴史紹介チラシの内容を
文字に起こしたものです。当日実際に行われた内容と一部異なりますが
ご了承願います。)
駐車場は旧戸出福祉会館跡、
旧戸出中学校体育館跡をご利用下さい。
友人などと乗り合わせてお越し下さい。
駐車場には限りがあるため極力、JR、加越能バスなど公共交通の
ご利用をお願い致します。
(↑:クリックすると少し拡大表示できます。)
(1) 鷹飛翔ショー
2017年、戸出は開町400年という記念の年を迎えました。
加賀藩のお殿様が鷹狩りのために度々
戸出にお越しになられていたことにちなみ、
全国的に有名な鷹匠さんを当地にお呼びし
飛翔実演を行っていただくことにしました。
2017/11/04(土) 戸出野神社
(高岡市戸出町3-12-34)境内にて
1回目 11:00~
2回目 13:30~
(小雨決行。会場の定員を超えた場合は
ご入場制限をさせて頂く場合もございますので
ご了承ください。)
<鷹匠紹介>
石橋美里さん
過鷹匠の競技大会「フライトフェスタ」では
ハヤブサを操る部門で女性初、最年少優勝など。
TV番組、TV CMなどでもご活躍中。
(↑:クリックすると少し拡大表示できます。)
(2) その他、同日開催イベントの紹介
◆高野槇会場(マップNo.3)
樹齢400年市天然記念物
「高野槙あーとコンテスト」
御神木として戸出の歴史を見守ってきた
"こうやまき"を表現した作品を募集致します。
手法は 写真撮影・絵画・イラストなど高野槇を
表わしたものであれば何でもOK!
当日、茶屋処として開放!
写真撮影・写生できます。画用紙等準備有
(本格派の方は、画材等各自でご準備下さい)
優秀作品 写真の部・・・1名 ギフト券1万円
絵画の部・・・1名 ギフト券1万円
詳細は現地にて
◆本部テント(マップNo.11)
○ 鷹狩り・参勤交代団子販売
お殿様が鷹狩りや参勤交代で戸出にお越しになられた際、
お供の方々にふるまわれた団子をイメージ
○ 高岡市商工会青年部・楽しい縁日コーナー
○ くさなしグループ・戸出のとれたて野菜販売
○ 広又蒲鉾さん・特製すり身揚げ
○ 藤本さんの利長くん焼
○ 北陸銀行創業140周年コーナー
かわいいマスコットキャラとの記念撮影
○ アンケート・戸出歴史探求クラブ申し込みコーナー
アンケート回答していただいたかたにはプレゼントを進呈
◆吉竹庵(マップNo.12)
開町記念・戸出野を彩る「秋の山野草展」
主催:戸出山野草愛好会
◆戸出地区文化祭(マップNo.3)
戸出の歴史に関するコーナーもあります。
どうぞお立ち寄り下さい。
○ 戸出地区文化祭が行われている戸出コミュニティセンターではAM10時より、北陸銀行提供(創業140周年記念)による映画「デンサン」上映会も開催されます。
(3) 戸出での鷹狩り
江戸時代の鷹狩りは、地方の視察だけでなく
身体を鍛えるスポーツだと考えられていた。
戸出近くでは、市野瀬と西藤平蔵の間
(現在の高岡市農業センターのあたり)にあった低湿地(不湖)が
鷹狩りの場所として記録に残っている。
(4) 前田利常公
戸出開町の許可が下りた400年前の加賀藩主は前田利常公でした。
利常公は文禄2年(1594)、前田利家公の4男で、
高岡を開いた前田利長公の32歳年下の弟。
幕府の警戒を解くために鼻毛を伸ばしていた逸話が有名。
寛永16年(1639)まで藩主を務め、
万治元年(1658)に66歳でなくなった。
前田家の安泰と、加賀藩の発展にささげた一生だった。
(5) 戸出町開祖・川合又右衛門
下中条村(現在の砺波市)の豪農だった川合又右衛門
(かわいまたえもん)は、高岡城築城の際、
五箇山で木材を切り出すための人夫を集めたり、
切り出した木材を千保川を流して高岡へ運んだりした。
現在の高岡古城公園や桜馬場に美しく咲く桜も、
又右衛門らが山から掘り出して運んだものである。
灌漑と舟運に利用できる千保川。旧北陸道が交わる戸出の地に
発展の可能性を見出した川合又右衛門は、元和3年(1617)11月1日、
加賀藩からの許可を得てこの地を開墾し、市を立て、町をつくった。
以降、川合家は加賀藩内屈指の十村
(とむら・大庄屋)として栄えていった。
(6) 「戸出の歴史的見どころ10選」
1. 北陸道一里塚跡(推定)
慶長6年(1604)、徳川秀忠は全国の主要街道の一里
(約4km)毎に塚を作らせた。
富山県内の北陸道にある一里塚は加賀藩によって築かれた。
戸出にあった一里塚は、万治3年(1660)の洪水で流されてしまったという。
高岡市市内には戸出のものを含め、計3箇所の一里塚跡がある。
2. 戸出野神社
現在の拝殿、神楽殿、幣殿は、明治42年(1909)に落成。
井波町の松井角平(現在の松井建設(株)創業者)が請負った。
本殿は大正9年(1920)に建てられた。
毎年10月第2土曜日の秋季例大祭に行われている御輿渡行と
「幌武者(ほろむしゃ)行列」は元禄10年(1697)から
続いている神事で、戸出町在住の子供たちが戸出に縁のある
豊臣秀吉や巴御前らに扮して町中を練り歩く。
3. 御旅屋(十村・川合家)跡
戸出の御旅屋は寛永19年(1642)、前田利常公が
戸出に鷹狩りにお越しになられた際に建てられた。
加賀藩主などの御休憩場所。
以降、代々の加賀藩主が計12回戸出を訪れたとの記録が残っている。
貞享3年(1686)、御旅屋は当時の建物を管理していた川合家に
無償で払い下げられた。以降、昭和初期まで代々の川合家の邸宅として
使用された。
ここにはお殿様がお飲みになられた井戸「御膳水井戸」や、
川合又右衛門が前田利家公を弔うため、
高野山に参拝した際に持ち帰ったと伝えられる樹齢約400年の
高野槇の巨木が繁っている。
4. 戸出御旅屋の門
5. 戸出御蔵跡
なだらかな傾斜が続き、灌漑が容易だった庄川扇状地は、
加賀藩の一大穀倉地帯であり、戸出は主要な米集積地であった。
この場所には当地方最大となる22棟の加賀藩直営の米蔵があった。
現在この地は戸出コミュニティーセンターとなっており、
戸出御旅屋の門が建っている。
この門は、かつての戸出御旅屋の正門であり、
現存する唯一の御旅屋の建物である。
6. 永安寺
寛永20(1643)年、3代目川合又右衛門が下中条村の海雲寺を戸出に移して
建立したのが永安寺である。
戸出開祖の又右衛門の徳をたたえる川合翁頌徳碑、
川合家の代々の墓などがある。
7. 大鳥居
嘉永6年(1853)、加賀藩第一の特産品だった麻布・八講布などを取り扱い、
加賀藩屈指の豪商として繁栄を極めた戸出の竹村屋茂兵衛にあやかるため、
伏木の廻船問屋・能登屋三右衛門らが寄進した。
8. 戸出大仏
安政6年(1859)から文久2年(1862)に流行した疫病で亡くなった方々、
なかでも幼児の死者が多かったために建立された。
高さは2.4メートル。石造の大仏としては富山県内で最大。
9. 戸出駅
まだ北陸線が開通していない明治30年(1897)、富山県最初の鉄道
「中越鉄道」開通当時の駅舎。イギリスで製造された最初の機関車は
千保川で運ばれ、この地で組み立てられた。
明治29年10月竣工の戸出駅は日本海側で最も古い駅舎であり、
富山県鉄道発祥の地でもある。
10.戸出物産のノコギリ屋根
明治29年(1896)創業の戸出物産の工場だったノコギリ屋根の建物。
自然光を建物内へ取り入れるために作られた。
織物の仕上がりを確認するには北からのやさしい自然光が最適だった。
そのため窓は北側を向いている。
黒瓦屋根のノコギリ屋根は全国的にも珍しい。